長岡のピアニスト、らりーかのブログへようこそ♫
コンクール課題曲ベートーヴェン
2曲目の冒頭２段
ここにどれくらいの時間をかけただろうか
元来、単音をAndanteで綺麗に弾くことは
単純すぎて難しい
加えてアウフタクトで始まっている
レガートの中に拍子感も必要
その後は重音のレガート
子どものコンクールなので
ペダル使用は1箇所だけにしてみた
その他は、自分の指だけでレガートを創る
そこにデュナーミクをつけて
音のバランスも正しく
それ、大人だって難しい技
そしていきなり速い32分音符
ここは初期段階で丁寧に訓練した成果が出た
綺麗に弾けている
次の難関は連続和音
これを左右交互に弾く
手がぶつかる中で旋律が浮かび上がる
その音に意識を向ける
そして次に休符のフェルマータ
授業ならば
フェルマータというのは、えっとー
イタリア語で停留所のことで……
そして、イタリアのバスは……
と、雑談になるところ
ここでは雑談なし
休みのマークの時も音楽を表現しなければならない
そう、説明する
レッスンを開始して
最初の1小節目
ちが➖➖う❗️
生徒が弾く♬
できてないっ💢❗️
生徒が弾く♬
ス ト ォ ッ ッ プ➖➖ ‼️
何度も止める
全く前進できない
よく聴きなさい
演奏手本を示す
身体をこんなふうに使うのよ
綺麗に演奏しようと思うと
上半身がクニャッとなる
これはNG❌
そうじゃなくて
身体の真ん中に芯を入れて
横隔膜に力を入れて
しっかり身体を支えたら
あとは自然に降りてきるよう腕の重力で弾く
生徒が真似をしてやってみる
ほら音色、よくなった！
ふてくされることもなく
素直な生徒たち
私の指導に必死に着いてきてくれる
これだけでも宝物だ
吉川理香子ピアノ教室🎹@長岡市
らりーかLaRica代表 吉川理香子
